ペンペルの詩 より
「五月の窓」
五月
街を歩く
無意識のそろう足並み
自然とそろう足並み
通り過ぎる町並み
どこよりも確かなここへ
引き寄せる自分の内
穏やかな心のさざ波
ヒトの数だけあるさざ波の数
さざ波の数よりもある心の数
言葉にならないモノもある
無理に言葉にしなくても良い
伝えたいのならば 心で感じれば良い
心で感じれば 体が変わる
共に在ることができるヒトは
それを見逃さない
共に在ることができるヒトは
それに呼応する
五月
街を歩く
森を歩く
空を歩く
歩く場所はいつだって そこにある
心の鍵を 解け
風に光る エメラルド
大気を舞う 純白のロンド
鍵を見つける
窓に映る無垢な世界
呼応するは
地より登る
皐月の笑み
全てを包む
五月の窓
全てを包む
皐月の世界
全てを包む
母の笑み