トンボの滝
「ゆりちゃん、この先には 滝が流れているよ。
洞窟をぬけて、その滝を下りて 海まで行くんだ。
そこでまた、世界の秘密を教えてくれるよ。」
ゆりちゃんは、青い鳥に言われた通り
洞窟をぬけて
滝を下りて
海に出ました。
ザワワーーーン
ザワワーーーン
カブトガニ海岸
どこまでも見渡せる砂浜の海岸です。
砂浜をよく見ると、何やら動いています。
しっぽをピンと立てたカブトガニです。
「カブトガニさん ここで何をしているの?」
ゆりちゃんは、たずねました。
「ぼくたちは、守られているんだ。」
「え? 守られている??」
「そうだよ。助けてくれたんだ。お山にいるお守り様にね。」
「え? どういうこと??」
「ぼくたちは、絶滅しそうになったんだ。
それをお守り様が守ってくれたんだよ。
ゆりちゃんは、どうしてここにいるの?」
ゆりちゃんは、少し戸惑いました。
「わたし、どうしてここにいるんだろう?
四つ葉のクローバーを見つけたらここに来て、、、。」
言葉の道
「うんうん。
お守り様に会いに行こう。
きっと答えが見つかるよ。」
「うん。お守り様に会いたい。」
「お守り様に会うためには、お月様のお通り道 に行かなければならないよ。
お月様のお通り道 に行くには、海に入ることだ。
海に入ったらこう唱えるんだ。
~ ポポポポ シッポー ツツンクツン
道はルンルン つながるん ~
そしたらきっと、
僕らと同じようなシッポの持ち主が現れて、
お月様のお通り道に連れて行ってくれるよ。
海とお月様は友達だよ。
海にダイブ! 大丈夫!!
海にダイブ! 大丈夫!!
お守り様に会いに行こう。
お守り様に会いに行こう。
ポポポポ シッポー ツツンクツン
道はルンルン つながるん
シッポはアンテナ 気持ちのアンテナ
ツンツン ルンルン
つながるん
つづく、、。