マドカラ   mad0kara

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記憶旅行の旅 岡山県 笠岡市立 カブトガニ博物館 (2019/8/21)

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カブトガニ博物館へ


静岡から出雲へ飛行機で移動して、そのまま車で岡山。

笠岡のカブトガニ博物館を目指しました。

ある知人から「カブトガニの血液は医療関係で使われているんだよ」という話を聞いて驚いたからです。

山陰出雲から、山陽岡山へ。
車で3時間程だったでしょうか。

カブトガニ博物館

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世界で唯一のカブトガニをテーマにした博物館です。

国指定の天然記念物のカブトガニの繁殖地である神島水道もあります。

建物は、カブトガニをイメージしていて、上空から見るとカブトガニの形をしているそうです。


また、国内では数少ない本格的な恐竜公園も併設していて、8種9体の実物大の恐竜が展示されています。景観もすべて学術監修を受けて製作されたそうです。

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カブトガニ、恐竜の生きた時代を体験できます。

カブトガニのお話

学芸員の方にいろいろお話を伺うことが出来ました。

2億年も前から同じ形をしているということで、「生きた化石」と呼ばれているカブトガニ。

カブトガニ大水槽には生きたカブトガニが居りました。

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なんとも不思議な形をしています。
子供の頃によく図鑑などで見た記憶があります。

ずっとずっと2億年同じ形なのだそうです。

可愛くて、紹介しちゃいます。

カブトガニの血液

カブトガニの血液は、人間がお薬をつくるときに使われているそうです。

カブトガニの血液は青色をしています。

これは、人間の血液に鉄が含まれているように、カブトガニの血液には銅が含まれているからだそうです。

カブトガニの血液は細菌内毒素と反応するため、汚染があったときに固まって、ゲル状の物質となってそれを閉じ込めることが出来るそうです。
非情に感度が高くて、この事が、人間が、お薬を造るときなどに効果を発揮してくれているそうです。そして、多くの命を救ってくれているのだそうです。

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少し詳しく

カブトガニの血液が体外に出ると寒天のように固まる性質があるそうです。
これは海水中にある細菌の毒素によって固まるのだそうです。

これはもともとは、カブトガニが体の中に入ってきた毒素から身を守るための働きなのだそうです。

私たち人類は、このカブトガニの血液(血球内のタンパク質)の力をかりて、私たちにも有害な内毒素を簡単に見分ける方法を発見したそうです。

これは最近の約10年間のことで、私たちの生活にとって非情に役立っているそうです。

カブトガニの献血

「カブトガニの血液が人の命を救う」ということで、カブトガニに献血してもらおうということになったそうです。

カブトガニは多量の血液、約三分の一の採血ならば、割と簡単に元の状態に戻ることが出来るそうです。


献血してもらう代わりに、大切に大切に保護もされているそうです。

アメリカ

アメリカでは盛んにこのカブトガニからの採血が行われており、海に帰しても死んでしまうカブトガニも三割ほどいるそうです。

カブトガニの数が減少傾向にある各地では、カブトガニの保護がさかんに呼びかけられているそうです。

笠岡の海

笠岡の海は、カブトガニが古くから住んでいて、特に生江浜(おえはま)という海岸は素晴らしい産卵地だったそうです。

夏になると、カブトガニの研究家の方々が国内外から沢山やってきたそうです。

でも、カブトガニは魚を捕る網を破ってしまったりして、漁業の邪魔をするということから、以前は嫌われ者として沢山殺されてしまっていたそうです。

そこで、カブトガニの研究をしている先生方は、「カブトガニは学問的に大変貴重な生物だから保護して欲しい」、と生江浜地区の漁業組合のかた方に説明をして、生江浜地区の漁業組合のかた方はカブトガニを保護をするようになったそうです。

カブトガニ繁殖地 生江浜海岸 干拓危機からの回復

生江浜海岸は、昭和3年に、
天然記念物カブトガニの繁殖地として国から地域指定されていていましたが干拓されてしまいます。

これに対して、医学博士らが立ち上がり、カブトガニ非常事態宣言を発表したそうです。

そして、広く笠岡市民に訴える署名運動が行われたそうです。

そして、昭和45年には、
「笠岡市カブトガニを守る会」をつくり、今では、支部も出来るほどなり、カブトガニ保護運動の輪が広がりつつあるそうです。

そして、笠岡市では干拓によって少なくなってしまったカブトガニを少年達の手で守ろうと、
昭和46年に、
笠岡市の3つの中学校生徒54名で「笠岡市カブトガニ保護少年団」が結成されたそうです。

それ以来、夏にはカブトガニの産卵地の海岸清掃作業や、産卵調査、研修活動、親睦などの諸活動を行ってきているそうです。

現在は、笠岡市内の中学校生徒70名の団員がいるそうです。

海水汚染の危機からの回復

笠岡の海は、人々の生活が豊かになるに従い、海水の汚染が進み、さらに干潟が少なくなってしまったことも重なり、カブトガニはほとんど居なくなってしまったそうです。

なんとかして、カブトガニを増やそうと、
昭和50年、
「笠岡市カブトガニ保護センター」を創設して、カブトガニの保護の大切さを広く訴え、カブトガニの研究を進めることの重用性を説いたそうです。

そして、カブトガニの保護を中心にした活動、シンポジウム、人工ふ化、幼生の放流、実験飼育、標本展示物の説明、保護少年団の研修、などを行ってきているそうです。

世界で一つの笠岡市立カブトガニ博物館

平成2年3月16日にオープンした笠岡市立カブトガニ博物館。

博物館の前庭には、カブトガ二と同時代に生きていた、恐竜の実物と同じ形や大きさのものを、8種9体展示され、当時の様子を垣間見ることが出来ます。

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館内には、生きたカブトガニが実際に見られたり、カブトガニについて分かりやすく展示説明がされています。

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また、可愛らしいシアターもありでは、カブトガニの進化の歴史を映像で見ていくことが出来ます。

二億年以上もこの地球に生き続けてる、生きている化石「カブトガニ」の生命の尊さを学んでもらい、生物や自然を愛する心の優しい人間になってもらう目的で、造られたのが、世界で一つの笠岡市立カブトガニ博物館です。   笠岡市立カブトガニ博物館HPより

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その他にも、いろんなお魚の水槽があったり、ヒトデやナマコ、サメやウニなんかに触れてしまう水槽もありました。

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実際に大事にされている干潟もありました。

「カブトガニ」 もっと詳しくはこちらを ↓

今の時代 これから

今、コロナウイルスで世界中が大変なことになっております。

そんな中でもやはりカブトガニの血液が抗体実験に使われていると聞きます。

人は、いろんなものたちに助けられて生き行こうとしています。

カブトガニもしっかりと「生きている化石」として、そして、「人のためにその血を提供してくれていること」、後生にしっかりと伝えて行かなければいけないな、と強く感じました。

笠岡市立カブトガニ博物館 MAP

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