天の岩戸へ
伊勢市から国道32号線を志摩方面へ。
山道を走り、車で1時間程度でしたでしょうか。
少し迷子になりながら「天の岩戸」へ入っていく脇道を見つけ、その鳥居を車でくぐります。
そこからまた車で少し進みます。
両脇からは木々が迫り、静かな奥地へと進んでいきます。
すると、駐車場があります。
車を止めて、そこからは歩きです。
脇に川が流れていて、木々の間の道を 歩いて進みます。
マイナスイオンが気持ちよく、10分程歩いたでしょうか。
滝が見えてきました。
「天の岩戸」 「恵利原の水穴」です。
天の岩戸 恵利原の水穴
幾つか鳥居をくぐり、
前からの圧力を少し感じながら、
滝までやってきました。
綺麗な水が滝となり、勢いよく水しぶきを上げています。
少しその滝を眺め、
滝壺を眺め、
そして、
滝の上へ。
滝の上に「天の岩戸」はありました。
「天の岩戸」は天照大御神様が、弟 須佐之男命の悪事を戒めるために隠れたという伝説の岩でできた洞窟です。
そのことで高天原(天上界)も芦原の中つ国(地上界)も闇となってしまいました。
そして、ここはまた、「恵利原の水穴」と呼ばれる湧き水でもあり、1985年に、観光省の名水百選に指定されたそうです。
マイナスイオンの気持ちよさと共に、
また別の、
身が締まるようなエネルギーを感じます。
きっと、浄化してくださるエネルギーの強い、パワースポットなのですね。
神様トンボが飛んでいたり、
カエルがゴロッと出てきたり、
沢ガニがよちよち通り過ぎたり、
神様と何だかお話できた気が致します。
さらに奥へ進む道もありましたが、今回はここまでにしました。
帰りは、後ろからのエネルギーに後押しされながら、元気をもらい、歩いて来れました。
猿田彦神社へ
7/1 外宮、内宮へお邪魔して、そのまま猿田彦神社へ飛び込みました。
猿田彦神社は内宮からバスで5分程でしょうか。
猿田彦大神
天孫降臨の際、瓊瓊杵尊が天降りをしようとすると、高天原(天上界)から芦原の中つ国(地上界)までを照らす神様がおられました。
天照大御神様と高木神様は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)に、その神に誰なのか尋ねるように命じました。
その神様は、国津神(地上の神様)の猿田毘古神で、天津神(天上の神様)の御子が天降りをすると聞いて先導のために迎えに来たということでした。
「天孫降臨」についてはこちらで少し。
よろしければご覧下さい。↓
天降りを先導した猿田毘古神は、その後、伊勢の五十鈴川の川上に鎮まったそうです。
そして、猿田毘古神の子孫、大田命(おおたのみこと)は、天照大御神様を祀る地として、倭姫命に五十鈴川の川上を献上したそうです。
倭姫命についてはこちらをどうぞ ↓
猿田彦大神は、瓊瓊杵尊を先導したことから
「みちひらきの大神様」として、
神社は、交通安全や、方位除けの神社として信仰されているそうです。
そして、瓊瓊杵尊は、天宇受売命に猿田毘古神を送り届けて、その神の名を負って仕えるように、と伝えたそうです。
そうして、「天宇受売命」は、猿田毘古神の名を負って「猿女君」というのだそうです。
猿田彦神社の奥には御神田があります。
古来の深い御神縁と御神跡が猿田彦神社の祭事として伝えられ、毎年5月5日に行われる御田祭(みたさい)は、三重県無形文化財に指定されているそうです。
地元の方々によって、変わること無く奉仕が続けられているそうです。
天宇受売命
天宇受売命をお祀りする佐瑠女神社が、猿田彦神社の境内の中、向き合うように建てられています。
天宇受売命様は、天照大御神様が天の岩戸にお隠れになった時、天照大御神様が岩戸から出てきて頂くために、岩戸の前で神楽、踊りをされた神様で、芸能の神様として信仰されております。
漢字の表記について
神様のお名前など、漢字の表記がいろいろあります。
古事記や、日本書紀で異なっていたり、文献や伝承で異なっていたり、様々なようですね。
今回は、表記を気にせずに書きました。
この表記の仕方も調べていったらまた面白い発見が沢山ありそうです。
次回は、伊勢神宮外宮 別宮 月夜見宮です。
次回で今回の伊勢の旅はおわりになります。